2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

わたしの中を誰も見ようとしないのも あなたがあの子にとらわれているのも ずっと前からそうなると決まっていたことで 文字に起こそうとしたとたん、二秒前の思考は溢れ出しそのまま海へ消えていき 二度と帰ってくることはない そんなことばかり それを喰ら…

あなたが変わったなんて言いたくなかったし思いたくもなかった わたしのことをいちばん知っているのは誰なんだろう あなたがつくりたくもないものをつくったとか いいたくもないことをいってるだとか

「 東京は住むところではない 怪物が住んでいる 」 0:50から聴き始めた音楽は0:10からがよかったってことに あとから気づいた 「 あなたなら 」 「 きっと うまく 生き残れるわ 」

ぴくりとも動かない、色もない、そう思っていたものが、 急に色をおびはじめて、急に「生」を纏い始めて、 あせっている、ついていけない 次にくる静止を恐れている

保険をかけて生きている すべてを捨てる勇気がない 何かを始める勇気も壊す勇気もない 温室育ち このまま出荷されて、運命の出会いなんて そんな虫のいい話なんかありやしない わたしはトマトなんかじゃない

愛してる 愛してない 愛してる 愛してない 愛してる? 愛してない 愛してる 愛してない 19回目の愛みくじ ’’愛してる’’

夢の話

舞台裏 わたしが好きなバンド あなたがステージから降りてくる わたしのもとへ 手を握る 「ぼくロングヘアが好きなんだ」 あなたはもういない いない

「隠れて。」 あなたが死んだ。今日死んだ。

二文字打つごとに一文字消えていく世界 いつまでも、いつまでも、結ばれない糸 しょうがないから一人で結んだ、人差し指に お元気ですか、夜は眠れていますか 終わらない、終わらない 無限にひろがる世界

一生、絶対、返されない返事を、待っている 何度も送った手紙もきっと届いていない 寒いある日、僕はいつものように手紙を出しに行く 雪が降っていた、赤いポスト、隣に目のない雪だるま 「君も僕と一緒だね」

どこかで火事が起きて 開けっ放しの窓から何かが燃えたにおいが風に乗って部屋に舞い込んできた 窓の外では誰かが叫んでいる 目の端が赤く燃えている どうやら死んだのは君のようだ 窓から入ってきた空気が僕にそう教えた まあ、君であり僕なんだけど

愛してるだなんてききたくないよ ゆっくり落ちていく涙 わたし不安なんです あなたがどこにいるかわからない 私がさがしているあなたは、昨日出会ったあの子かもしれないし、毎晩電話するあの子かもしれない でもどれでもないという やっとあなたを見つけた…