2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

リンクをタップしておきながら ひらかれないことを望んでいるときのような気持ち 行動と思考がよーいどんっで逆方向に走りだす

何も伝わらなくていいので ただそばにいてください と君がくれた本には書いてあった

少しつらいけど仕方ない 18年間さみしさの行方がわからない あなたにいった「さみしい」はどこかへ行ってしまった いや、ちがくて、あなたに追い返されて迷子になっているのかもしれない 「さみしい」は誰かに言えば消えていくのだ思っていた 全然だった 「…

昔君がとってくれた動画をみた 私しか映っていないのに たしかにそこには二人いて 外国のプレートで紙芝居 みかんでお手玉 そこら中の紙を手当り次第ちぎって 中に舞い上げた 屋上でぐるぐる回ったこと 「Kill them all」

嘘をついて生きている あなたもあなたもあなたにも ああ、これで何個目の嘘だろう

あなたは「やさしさ」にすがりついている人間なのでしょう あなたはやさしい人間でいたいのでしょう 自分以外の人間がやさしいと思われるのが嫌なのでしょう なろうと思えばだれだってやさしくなれるのに だからそれはアイデンティティになんてなりえないの…

「お元気ですか?」 「いいえぜんぜん。」 「なぜあの子ばかり幸せなのですか?」 「運任せかな。」 「あなたは神様じゃないんですか?」 「神様にだってね、いろいろあるんだよ。」 「ここまで来てくれたから来世はサービスしておくね。」

作戦決行!

少女は映画のような恋に憧れていた 18歳になった少女はふと思った 映画のようなことが自分に起こらないのなら私が誰かに映画のようなことを起こしてあげようと 「いいねぇいいねぇ!」 少女は一人で声を上げる 3つ前の席に座る男の子に

どこまでいっても幸せになれるような気がしなかった 幸せなはずなのに君は私の隣にはいない それでいいと思った これは嘘だけど 秘密にしている 誰も傷つけないように 「誰も」には私は入っていないんだね なんでなんでと問いかけても答えはいっこうに出ない…

夢の話

着物を着て滑り台を滑り落ちる スーパーの一角 私たちはみな滑り台の真ん中を滑りポーズをとることを望んだ 私は一番端から滑り落ちる 真ん中の子が滑りながら満足気にポーズを取る 周りの子はその子を妬む 私はどうでもいいと思った めんどうくさいと思った…

あなたなしでは生きられないと思うたび それで本当にいいのだろうかと思ってしまう

いつも二番手だった僕たち私たちについて

甘い蜜の匂いがしたら 僕達が死ぬ合図

冬のあいだ固まっていたチョコレートが溶け始めていた 「た…たいへん」 夏の訪れを知らせるそのチョコレートはお母さんのお母さん、そのまたお母さん、その何百年も前から、ずっと私の家の地下に埋まっている 「た…た…たいへん!」 急いでカレンダーをみる 5…

何度聴いても その曲の中にはひとりしかいない あるいは誰もいない 彼は無菌室の中 裏切られた彼は 自分の言葉を機械に歌わせた なんどもなんども 信者が群がる 神の復活を願う 崇拝する

タイトル未定の曲にはいつのまにか名前がついて いつもの待ち合わせの場所には君はもういなくて 気づいたら雨の中ひとりで立っていた